ルツ記
ルツ記:神の摂理と誠実な愛
ルツ記 ルツ記1〜4章
士師の時代、飢饉を逃れてモアブに移住した一家を相次ぐ死が襲います。夫と二人の息子を失ったナオミ、そして「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です」と告白してついてくる異邦人の嫁ルツ。今回のエピソードでは、神がほとんど登場人物として現れないこの書物が、ヨセフ物語やエステル記と同じく「神の摂理」を描いていること、ルツ記の隠れた主人公がナオミでもあること、そしてボアズによる「買い戻し」が土地と子孫と祝福——創世記以来の三つの約束——を回復する制度であることを読み解きます。律法の意図する憐れみと愛をことごとく体現するボアズとルツは、士師の時代にはほとんど見られない「価値ある男」と「価値ある女」。信仰の小さいナオミが祝福を受け取るために必要だったのは、代わりに正しく生き、祝福を買い戻してくれる贖い主でした。その系図はダビデへ、やがてイエス・キリストへとつながっていきます。
あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です

