申命記
申命記:契約の更新と約束の地への備え
申命記 申命記1〜34章

申命記は、シナイ契約を知らない新しい世代に向けてモーセが律法を語り直し、約束の地に入る直前に契約を更新する書物です。今回のエピソードでは、「旧約聖書の心臓」と呼ばれるその役割から、「聞け、イスラエル」(シェマー、6章)に込められた心と命と力を尽くして神を愛せよという招き、子どもたちへ御言葉を伝える責任、御言葉を書き写して生きる王の規定(17章)、祝福と呪い(27〜30章)までを歩きます。特に29〜30章は、契約を破る民の追放とその先の回復——「心の割礼」——を予告し、預言書のメッセージと新しい契約の土台となります。物理的には神を選べるのに、心の力が備わっていない人間。その力はキリストの十字架と復活、そして聖霊の内住によって与えられる——申命記が指し示す福音を確認できるエピソードです。
申命記は旧約聖書の心臓だ——創世記までの血を全部受け取って、また、これからの旧約聖書に命を送り出す書物になっている


